今年は藤の花が外れだったのを教えていただいたので、
予定を変更して県東部へのドライブへ。

虹の鯉のぼりプロジェクト

ここは光市の虹ケ浜。
今「虹の鯉のぼりプロジェクト」が行われている(5月11日まで)。

虹の鯉のぼりプロジェクト

虹の鯉のぼりプロジェクトのきっかけとなっているのが、
宮城県の「青い鯉のぼりプロジェクト」。

虹の鯉のぼりプロジェクト

2011年3月11日14時46分 1000年に1度と言われる大地震が東北地方を襲った。
話はそこから始まる。


内陸部は震度7を記録し、大地は大きく地割れし、太平洋沿岸部にはかつて
経験した事の無い大津波で街は何もかも流されてしまい尊い命が何万と失われた。
幸い仙台にいた僕、体調を崩して病院にいた父、学校にいたすぐ下の弟は無事だった…が、
この津波で母、祖父、祖母は未だ行方不明。5歳の弟は遺体となって見つかった…。
地震後必死に年老いた祖父母と幼い律を連れて津波から逃げた母。
父との電話で話してる最中通話は突然切れた…。

虹の鯉のぼりプロジェクト

特徴が似てると連絡があり、遺体安置所に行くとそこには冷たくなった律が…
冷たくて動かないけれどその顔は本当に寝ているみたいだった。
夢だよね?これ覚めるんだよね?何度も自分に問いかけた。
まだ見つからない母や祖父母を探し、瓦礫をいくつも、
いくつも避けても変わらない時間だけが過ぎて行くその風景の中で、
泥だらけの「青い鯉のぼり」が出て来た…。

虹の鯉のぼりプロジェクト

年の離れたかわいい伊藤家のアイドル!やんちゃで、お母さんが大好きで
一時も離れない甘えん坊。
鯉のぼりは僕等上の兄弟の時より大きな本家からのプレゼント。
自分の鯉のぼりでもないのに喜んでたっけ…。
前日インターネットでフラダンスの動画を見て戯ける律は、
当たり前の日常を幸せと思わせてくれる。そんな笑顔だった。

虹の鯉のぼりプロジェクト

その時確かに聴こえたんだ。
「健ちゃん!今年もお空に律の鯉のぼり高くあげてね」って…。
僕は家の仕事もそっちのけで鯉のぼりを近くの川で洗い、母や祖父母達への思いも乗せ
次々と出て来た四匹の鯉のぼりを家の在ったあたりに空高く揚げた。
「律!見えるか!」
天高く揚げた鯉のぼりが喜んでるかのように風にのって体をくねらせ泳ぎ始めた。
(「青い鯉のぼりプロジェクト」とは?より抜粋)

虹の鯉のぼりプロジェクト

宮城県東松島市の大曲浜地区では青い鯉のぼりが400匹以上掲げられている。
犠牲になった子供達が天国で寂しくない様にと。

光市の浅江中学校の生徒が宮城県東松島市との縁で賛同した「青い鯉のぼりプロジェクト」。
東日本大震災を忘れないために、そして浅江中学校の生徒たちの想いを
受け継いでいくためにも、ここの地域では青い鯉のぼり以外の鯉のぼりを集めている。
そして「お父さん、お母さんも見守ってるよ」という想いで、
東松島市と空と海でつながっている虹ケ浜に掲げているとのこと。

虹の鯉のぼりプロジェクト

俺や旅相棒の想いも一緒に運んでくれるかのように強く風が吹き、
澄み渡った青空を鯉のぼりが元気よく泳いでいた。


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2014.05.08 Thu l 光市 l COM(0) TB(0) l top ▲

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